電球の交換仕方メモ
電球の交換だけなら、ねじって交換すりゃいいんでできない方がレアなわけだが、どの電球を選ぶかを冷静になって考えると意外と難しかったりする。
自分は今まで、ついてたものと同じものの型番をメモって、同じやつを電気屋で買っていた。 しかし、それも今日までだ。いい加減何がいいのかを考えることにした。
電球の種類とメカニズム
種類は大きく分けて
- 白熱電球
- 蛍光灯
- LED
の3種類あり、それぞれ発光のメカニズムが異なる。詳しくは、発光の仕組み、白熱電球・蛍光灯・LEDは何故光るのか?がわかりやすいかと。
1,白熱電球
電子がフィラメントを通る時にフィラメントの原子と衝突し、光と熱を生成することを利用した電球。
エジソンが発明したときはフィラメントが竹だったとは知らんかった(今はタングステン)。
とはいえ、素材が変われど非効率なことには変わりがないため、今後の生産は中止とのこと。
2,蛍光灯(直管・丸型)、電球型蛍光灯
水銀ガスの入っている蛍光管の中に放電現象により電子を放出させ、その電子が衝突により水銀原子にエネルギーを与え、もとの状態に戻る際に発生する光エネルギー(紫外線)を蛍光管壁の蛍光塗料に放射して発光させる。
水銀ガスの発生する光エネルギーをそのまま使用しないのは強すぎるからとか。 白熱電球と比較して、光>>熱へのエネルギー移行なので効率が良い反面、水銀ガスを使用しているからそのうち生産中止の流れとか。
3,LED
発光ダイオード(light emitting diode: LED)は、半導体のpn接合(半導体中でp型の領域とn型の領域が接している部分)で作られている。
※半導体(金属等の導体と絶縁体の中間)は、電子の移動により電荷が運ばれるn型と、正孔と呼ばれる電子のない部分の移動により電荷が運ばれるp型に分けることができる。
電極から半導体に注入された電子と正孔は異なったエネルギー帯(伝導帯と価電子帯)を流れ、pn接合部付近にて禁制帯を越えて再結合する。
再結合時に光エネルギーを生成する。電子のエネルギーを熱や移動によるエネルギーロスを伴わずに取り出せるためエコ。(wikiより)
電球の選び方
寿命
各電球の寿命は、白熱電球1000時間~、蛍光灯10000時間~、LED40000時間~、つまり、白熱電球:蛍光灯:LED=1:10:40。
ワットとルーメン
消費電力はW(ワット)、lm(ルーメン)は明るさを示す。
蛍光灯とLEDのパッケージに大きく書いてある60W形とか20W形の表記は、以前の20W電球と同程度の明るさという意味であり、消費電力が20Wではないことに注意。
白熱電球ですら、40W形(36W)とか消費電力と形がイコールでないものがあります。 同サイズの電球に限っていえば、○○W形の数字が大きく、実際の消費電力Wが小さいものがいい気がしますが、ルーメンのほうも見ながらですかね。
単管蛍光灯の20形は長さ58cm、丸型蛍光灯の20形は外径205mm、30形は外径226mm、32形は外径299mm、40形は外径373mmと言った感じで、○○形が蛍光灯自体の大きさを示すっぽいので注意。
サイズ(口金)
電球の口金にはサイズが何種類かある。 一般的電球に使われる口金E26から、口金E17、口金E14、口金E12、口金E11他。
単管蛍光灯(20,30,32,40形)の口金はG13
丸型蛍光灯(4,6,8形)の口金はG5、10形以上はG10q
調光機能
スイッチやリモコンで明るさを調節できる機能を持つLED電球使用中の場合は、調光対応のものを選ばないとダメなので注意。
考察
Amazonで口金E26電球価格を見ると、白熱電球60W形(54W)が200円、電球型蛍光灯60W形(12W)が800円、LED60W形(8.2W)が800円となっている(H29.1.29現在)寿命が白熱電球:蛍光灯:LED=1:10:40だけに、電球の大きさをスリムにしたければ電球型蛍光灯、そうでなければLEDを買うかな。
直管20形では、蛍光灯380円、LED1340円でその差は3.5倍。寿命が4倍だから、どっちも大差なし。
店舗(ジョイフル本田)での価格は以下写真
東芝製の60W形は1690円となっている。
隣りにあるVerbatim(三菱の子会社)は980円と安い。
一方、100円ショップダイソーにも売っていたので以下写真
20形蛍光灯1本100円
60W形LEDが400円と最安だ。